皆さまこんにちわー♪
今回は老人ホームのベット回りの様子について書きたいと思います。
利用者さんの臥床の際に気をつける所ですが、これは世界共通ですよね…
「転落・滑落・転倒」「ベットの隙間の巻き込み」等かなと。
これには、物理的・人員的に気をつけることと思います…
現在の日本の現状たるものが全然わからず。。。
浦島太郎なる~かれこれ十年以上前に日本でお仕事していた時の記憶ですが…
大多数の方はベット使用。畳の上で布団の方も。
ベットにて柵の使用の有無、高さ調節、床にベットマットレスを敷く有無、センサーマット使用有無、、、
柵の種類の選択、ベットと柵の隙間巻き込み注意。
などでした。
畳の上で布団を敷いての選択肢は、こちらでは勿論ないのですが(笑)
上記の選択肢は、時にご本人が希望されることもありますが…
大体の場合。ご本人の危険回避の為にまわりが気をつけている事だと思います。
気をつける点は、フランスも同様な感じです。
そこから行われている対策フランス版をお届けしまーす。
目次
ベットの種類
普通の医療用ベット(lit médicalisé)
引用:www.pasolo.com
フランスの老人ホームで使用されている普通のベットです。
全体・上半身・足部の高さ調節が可能。(頭部のつり輪は起き上がり用でオプション)
アルツハイマー病医療ベット(lit d’Alzheimer )
その名もアルツハイマー病ベット(Lit d’Alzheimer)!!
普通の医療用ベットと違う点として、
ベット高さ調節が下は21cmまで下げれることです。
普通のベットは大体が下29㎝くらいまでですが、+8cmくらい下にあげれることができます。感覚的には、ほぼほぼ地べたと変わらないので日本で畳上で寝てもらう感覚です。
しかし…畳上での介助に比べ、ベットで高さ操作ができる為介助者の腰への負担は少ないです。
あと、ベットコントローラーにはロック機能もあります。
特徴として…
・マックス下まで下げるとベットが低すぎて、立ち上がりが大変難しくなる。
・プラス、ベットマットを床に敷くと段差がなくなる。
結果、立ち上がろうとしての転倒の危険性が減るということです。
ベット柵と柵カバー
おフランス!今まで働いてきたホームでは、ベット柵は下記2点のみの選択肢。
もしくは、柵なしか壁側にベットべた付けです。
↑基本、全部スライド式の柵です。
↑柵とベット間の全く隙間なしバージョン柵。
ベット角のロックを外しながらの柵の上げ下げができます。
ベット柵カバーは下記の物が主流です。
隙間にはクッションをかましたりで工夫。
ホンマ!ベット柵は、俄然、日本の時の方が選択肢があったな~っと思います。
そしてフランスの現状
日本の身体拘束の決まり事はどうなのかわかりかねますが、、
現在フランスでは十数年前に日本で働いてた時と同じように。
ベット全体を柵で囲うことは身体拘束になり、医師の許可が必要です。
なので勿論、1介護士の簡単な判断で柵の付け外しは出来ません。
身体拘束にもできる限り否定的であり、日本と同じようにカンファレンス・医師の承諾などが必要です。
日本では普及しているだろう…ベットセンサーはこちらでは使用していません。
というか、存在すらしてないのでは…?!
夜勤者は、入居者100床前後に介護士2人、介護助手(主に掃除)1人だけなのもあり…
ちょっと難しいかな~想像しただけでも…ってか、こっち夜勤者達はもしも何回もセンサーがなったら対応できない→しない→ストが起きそう(汗)な気も…。
こんな感じのおフランス。日本の現状はどんな感じなのでしょうか?!
新しいモノが出てそうやな~♪

このL字型介助バー!の素晴らしさ♪フランスでも実用化希望☆
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